テーマは「自然」
能登に心を寄せる全国の皆さまへ
”伝統文化”の世界から、震災をみつめてみませんか?
2024年1月1日の能登半島震災発災からで11ヶ月。
この日のことは誰もが記憶に残っているはず。コロナをこえて、次のステージへ変革していこうとしていた矢先、この辰年に、さまざまな災いが次々とおこり震災被災地も翻弄され続けています。
震災では、本当に広い地域が津波や地震、などで被災しました。
その長大・広大な能登地域のほとんどに、伝統文化が伝わっていました。
そしてご存知の通り、伝統文化は次々と復活を果たしています。この支援展は、能登に関わりのある作家4名によって構成しており、震災に、地域に心を寄せて展示会をおこしました。
テーマを「自然」に設定 「自然」は 真言密教の真髄「宇宙」に由来
「宇宙」という考え方は、存在するもの、行きとし生けるものすべてに価値があり、意味や理由があってそこに存在している、としています。自然界における草も木も蝶も鳥も人間も、どんなものにも価値があって、その瞬間瞬間にはどれが欠けてもいけない、ということを教えてくれます。
今回の展覧会のテーマは、この自然を陶芸で表現して、紅葉によって華やいでいる仁和寺境内で、悟りをいただくという、心豊かな設えです。展示作品と重要文化財に指定されている黒書院の空間との調和を目指します。藝術に一生を捧げている作家の皆さんが花や自然をテーマに縁を結びます。春の華やいでいる仁和寺の壮大な歴史を纏った空間で、花を、自然を、こころを感じて考えていただきたいです。
予定アーティスト
①11/23(土)〜30(土)
☆黒書院①国立台南芸大の張清淵先生が、
多様な学生を連れての来日研修旅行(19人)による展示
☆黒書院②陶芸:加賀象嵌:長谷川真希 九谷焼:坂川ひかり
☆黒書院③工芸<ガラス>:菅野有紀子
②12/1(日)〜8(日)
☆黒書院①門跡様:御詠歌 と ご挨拶
☆黒書院②九谷焼:宮本雅夫
☆黒書院③九谷焼:山近泰
販売額の一部を被災地の文化支援にご寄付予定。