第4回仁和寺御室藝術祭 仁和寺4.8藝術プロジェクトは、テーマは「花」と「自然」に。
①「花」
花は華なり、こころなり仁和寺にとって、花とは、仏教の教えに基づいて、人々の心を豊かにするための重要な存在です。仁和寺の境内には、さまざまな種類の花が植えられています。その花の役割は、仏教の教えを表現すること、そして、参拝者を癒すことにあります。つまり、花は、仏教において、悟りの象徴であり、人の心を癒す力があるということです。花は、「無理することなく、それぞれが与えられた場所で自らの命を精一杯輝かせて生きるもの」「人間も花のように、命を大切にしながら、日々豊かな人生を歩もうではないか」ということを教えてくれます。
②「自然」
真言密教の真髄「宇宙」に由来「宇宙」という考え方は、存在するもの、行きとし生けるものすべてに価値があり、意味や理由があってそこに存在している、としています。自然界における草も木も蝶も鳥も人間も、どんなものにも価値があって、その瞬間瞬間にはどれが欠けてもいけない、ということを教えてくれます。今回の展覧会のテーマは、この花や自然を日本画等で表現して、御室桜や御室ツツジによって華やいでいる仁和寺境内で、悟りをいただくという、心豊かな設えです。展示作品と重要文化財に指定されている黒書院の空間との調和を目指します。藝術に一生を捧げている作家の皆さんが花や自然をテーマに縁を結びます。春の華やいでいる仁和寺の壮大な歴史を纏った空間で、花を、自然を、こころを感じて考えていただきたいです。
①3/23(土)〜31(日) テーマ:花
☆黒書院①門跡様:御詠歌 と ご挨拶
☆黒書院③日本画:桜井敬史+
黒書院②陶芸:江 奕萱 (Chiang Yi Hsuan:台湾出身)
②4/1(月)〜14(日) テーマ:自然
☆黒書院①門跡様:御詠歌 と ご挨拶
☆黒書院②日本画:並木秀俊+
黒書院③日本画:名古屋剛志